怪盗シルフィード 最後の挑戦



バックグラウンドストーリー


唐突だが、今回が君達に対する最後の挑戦になるかもしれない……

*     *     *

私はフェン=ガルーダイン。
暗殺者が本業ではあるはずだが、それ以上に冒険を好み、
また、探偵として調べ物はお手の物。
更には、暗殺者の手技を用いた怪盗業も営む。
まぁ、盗んだモノは満喫したらそのままの形で返すのを信条とはしているが。

そんな私にも、一つの終着点が見えてきた。

*     *     *

「大変です!」
アルベルタ商人組合。
組合員のケイが駆け込んできた。
「え?なにがあった?!」
やはり同じ組合員のマンスが尋ねる。
息を切らしつつ、咳き込みながらケイは、
「そ、それが……アルベルタ10至宝…その全てが宝物庫に揃っているのです!」
「なにぃ!?怪盗シルフィードに盗まれたモノはまだいくつか残っていたハズなのに。
 いや、戻ってくることは望ましいことだけれども。どうして、今…?」
「わ、私にはわかりません。ただ…」
「ただ?」
首をかしげつつ、マンスは話を促す。
「…怪盗からの置き手紙がありました」
「それを早く言え!」
「い、いえ……私には判らなかったもので…だから…」
「もう良い。開けるぞ」

『成果が出てきたのと、諸般の理由で怪盗やめます』

「………」
「……何の成果なんだ…?」

かくして商人組合は、不思議な沈黙に包まれたのだった。

*     *     *

よし。とりあえず、通告完了。
よもや私がケイに変装してわざわざ全ての至宝を返したとは、
マンス君も気づくまいて。

まぁ、本当に止めるかどうかはさておき、止めるという選択肢ははあるからなぁ。
結果、正直重荷になってきた10至宝も返す必要があった。

その枷を外して、何も無かった、初めの頃の逃走劇を…
初心に帰る意味も込めて、全力で望んでみたかったのだ。
この一定の成果が出るであろう、この時…
今回の蚤の市7周年記念における、この場所で。

しかし、やるからには改めて何かを盗まなければならない。
今回廃止されたあれと…やっぱりここは……

*     *     *

私は一通の書面を蚤の市記念祭運営委員会あて、送りつけた。

『蚤の市7周年記念祭企画運営の諸君
 今まで仲良く運営を手伝ってきたが、今回の標的は君達にしてみようと思う。
 記念すべき祭りに、私も記念すべき事象を合わせ、
 私にとっても、皆にとっても趣深い一日にしてみたい。
 早速だが、君達の露店、そして各イベント会場全体から、たった1つ、
 とあるモノを盗み出させて貰った。
 取り返したくば、追いかけてくるがいい。
 …今回は、特別だ。私も本気で逃げるから、覚悟することだ。
 では、会場でまた相まみえようではないか』

これでよし。
あとは本番…全力で隠れて、全力で逃げる。それだけだ。
追っ手を振りきり、脱兎の如く姿を消す。
楽しい宴になることを祈るばかりだ…

怪盗の捕まえ方


1.街中に紛れている(姿を現し、頭装備を変えて人混みに紛れたり、物陰に隠れていたりします)
  fen=garudainを見つけたら、隣接して『怪盗見つけた!』と声を上げてください。
  また、稀に探偵姿や、冒険者姿でのfen=garudainがいるかもしれません。
  それは基本フェイクなので捕まえないでください。巧く話せば何か会話イベントが発生します。

2.怪盗は見つかったら、見つけた人先着1名に何らかの報酬を渡し、逃走を開始します。
  ※事前に囲んでいたとしても、この時だけは【囲まれたら捕まる】事を無視して逃げ出します。

3.逃げる手段は原則、テレポートを除くスキルを駆使して逃げます。但し制限があります。
  バックステップ…連続3回まで。方向転換等を行ったあとのバックステップは新たに3回します。
  クローキング…最長体感5秒まで。勿論短い時間で姿を現すこともあります。
  ソウルブレイカー…何か気に障ったことが在るとやってきます。実害はありません。
  ※スキル・物理攻撃等で罠や、アイスウォール等障害物は破壊しません。
  なお、今回は特別仕様として、馬牌を用いての移動速度上昇も行います。

4.fen=garudainは人が居るセルや、障害物(魔法や罠など)が有るところは、逃走時は通りません。
  但し隙間があれば、そこを抜けて移動をします。
  ※トラップで道を封鎖しておくとか、すると面白いかも知れません。
  ※障害物と認知するのは、私(fen=garudain)が視覚できる設置型の魔法・罠です。
    申し訳ありませんが、ラグや画面移動による消滅した部分は認知出来ないので、
    そのまま通過してしまう可能性があります。ご了承下さい。

5.参加者がfen=garudainを捕らえる際は、前後左右を囲み(それらは障害物でも構いません)
   fen=garudainが移動出来ない状況等にしてしまえば、捕らえたことになります。
  前後左右囲んだ最高4人に対して、何か報酬が手渡されます。

6.報酬を渡した後、テレポートで移動し、また街中の何処かに、変装して隠れます。

7.なお、ルアフ・サイト・集中力向上などで、クローキングを曝いた際には、
  体感3秒程動きを止めます。その隙に捕まえるのも有りです。
  ただし、それらをずっと使い続けている場所には立ち入らないという行動をとります。

8.これ以外にもイベント中に明かされる情報や、新たな動きがある場合があります。
  それについては、情報の共有を行うもよし、独占するもよし。参加者の意志にお任せします。

ざっとこんな感じになります。
みんなで協力して、怪盗を捕まえましょう♪

最後に一言


このイベントは、珍しいモノが貰えるかもとか、結構良い報酬が出るとかいうものではありません。
ウォーリーを捜せ的風味の鬼ごっこを通じて、参加者に楽しんで貰う為のものです。

勿論楽しんで貰うために、身銭を切って準備はしておりますが、
モノが目当てのお方は、申し訳ありませんがお引き取り願います。
参加しても心底楽しめない可能性があります。

そうではなく、私のくだらない道楽に付き合ってもいいぜ!とか、
どうやったら怪盗を効率よく捕まえられるか?とか、考える方は、是非おいでませ♪


  • 最終更新:2010-02-14 16:36:42

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